ここまで学んだ作業は、実は1本の流れでつながっています。取引から決算までの『簿記一巡』を通して全体像をつかみましょう。
先生、いろいろ習ったけど、結局どういう順番でやるのか頭がこんがらがってきた!
じゃあ全体を1本の道でつなげましょう。
これを簿記一巡というの。
順番は、取引→仕訳→転記→試算表→決算よ。
整理すると、まず取引が発生し、それを仕訳に翻訳、次に転記で総勘定元帳へ、というのが日々の流れですね。
うぅ〜ん…そこまでは毎日くり返す作業なんですねぇ?
そうなの。
取引が起きるたびに仕訳して転記する。
これが期中ずっと続く日常の手続きよ。
で、そのあとに試算表と決算がくるんだね。
試算表はさっき習ったチェックのやつ?
その通り!
期末になったら、まず試算表を作って転記にミスがないか確かめるの。
ここが日常から決算への橋渡しね。
補足すると、その後に決算へ進みます。
決算では決算整理を行い、正しい残高に直してから帳簿を締め切ります。
けっさんせいり…なんだか難しそうですけど、どんなことをするんですかぁ?
たとえば売れ残った商品を数えたり、まだ払っていない費用を計上したり、実態に合わせて数字を整えるの。
これは後の記事で詳しく学ぶわ。
そして最後に、整えた数字から貸借対照表と損益計算書を作成する。
ここでようやく成績表が完成するのよ。
おお〜!
取引から始まって、最後は2つの表にたどり着くんだね。
一本道でつながった!
まとめると、取引→仕訳→転記が日常、試算表→決算(決算整理・締切)→財務諸表作成が期末、という簿記一巡の流れになりますね。
全体の地図が見えると、いま何をしてるか迷わなくなりそうですねぇ。
その感覚が一番大切よ。
これから学ぶ内容も、この一巡のどこかに位置づけて考えると理解が深まるわ。
確認クイズ
簿記一巡の流れの順序として正しいものはどれか。
- 取引→転記→仕訳→決算→試算表
- 取引→仕訳→転記→試算表→決算
- 仕訳→取引→試算表→転記→決算
- 取引→仕訳→試算表→決算→転記
こたえを見る
正解: 2. 取引→仕訳→転記→試算表→決算
取引→仕訳→転記→試算表→決算が正しい順序。仕訳は取引の後に行い、転記は仕訳の後、試算表で転記を検証してから決算に進む。他の選択肢は仕訳と転記、あるいは試算表と決算の順序が入れ替わっており誤り。