簿記の記帳の中心になるのが「仕訳帳」と「総勘定元帳」です。この2つがどんな役割を持ち、どうつながっているのかを見ていきましょう。
ねぇ先生、簿記の帳簿っていっぱいあるけど、一番大事なのってどれなの?
まずそこから知りたいんだよね。
いい入り口ね。
まず絶対に外せないのが主要簿。
その中身が仕訳帳と総勘定元帳の2冊なのよ。
補足すると、この2つを「主要簿」と呼び、それ以外の現金出納帳などは「補助簿」と呼んで区別しますね。
試験でもこの分類はよく問われます。
しゅようぼ…と、ほじょぼ…。
仕訳帳ってなにを書く帳簿なんですかぁ?
仕訳帳は、取引が起きた順番に仕訳をそのまま書いていく帳簿なの。
日付順に、借方と貸方の勘定科目と金額を並べていくのよ。
要は、取引を起きた順にメモしていく日記みたいなもの?
まさにそう。
だから仕訳帳は『取引を時間の流れで見る帳簿』ね。
ところが、これだけだと『現金は今いくらあるの?』が一目で分からないの。
そこで登場するのが総勘定元帳です。
仕訳帳に書いた仕訳を、勘定科目ごとの口座に書き移す作業を転記と呼びます。
転記…仕訳帳から元帳にお引っ越しさせる感じなんですねぇ。
上手な言い方ね、ルナちゃん。
仕訳帳が『時間で並べる帳簿』なら、総勘定元帳は『勘定科目ごとに集める帳簿』。
現金なら現金だけ、売上なら売上だけを集めるの。
なるほど!
だから元帳を見れば現金の残高がパッと分かるってわけか。
順番は、まず仕訳帳に書いて、それから元帳に転記するんだね。
そのとおりです。
流れは『取引 → 仕訳帳に仕訳 → 総勘定元帳へ転記』。
この2冊はすべての取引が必ず通る道なので、両方そろって初めて記帳が完成します。
仕訳帳が時間の帳簿、総勘定元帳が科目の帳簿。
ペアで覚えると忘れないですぅ。
その理解で完璧よ。
試験では『主要簿=仕訳帳+総勘定元帳』『転記は仕訳帳から元帳へ』の2点が特に狙われるから、しっかり押さえてね。
確認クイズ
簿記における「主要簿」の組み合わせとして正しいものはどれか。
- 現金出納帳と当座預金出納帳
- 仕訳帳と総勘定元帳
- 仕入帳と売上帳
- 商品有高帳と小口現金出納帳
こたえを見る
正解: 2. 仕訳帳と総勘定元帳
主要簿は仕訳帳と総勘定元帳の2つです。すべての取引が必ず記入される中心的な帳簿だからです。現金出納帳・仕入帳・商品有高帳などは特定の取引を詳しく記録する「補助簿」であり、主要簿ではありません。