一会計期間の経営成績を示すのが損益計算書です。収益と費用を集めて当期純利益を計算する仕組みを学びます。
損益計算書って、要するに『どれだけ儲かったか』を見せる表ってこと?
その理解でばっちりよ。損益計算書は一会計期間の経営成績、つまり儲けの状況を表す財務諸表なの。
P/Lとも呼ばれるわ。
補足すると、損益計算書は収益と費用を対応させて、その差額として当期純利益を示す書類です。
収益と費用って、どんな並べ方になるんですかぁ?
3級では左に費用、右に収益を並べる勘定式が基本よ。
左側に売上原価や給料などの費用、右側に売上高や受取利息などの収益を書くの。
ここで注意点です。
仕入勘定は損益計算書上では『売上原価』、売上勘定は『売上高』と表示します。
勘定科目名と表示名が変わる点が問われやすいですね。
へぇ〜、名前が変わるんだ! で、利益はどこに出てくるの?
収益合計が費用合計より多ければ、その差額が当期純利益。
損益計算書では費用側(借方)に当期純利益として記入して、左右の合計を一致させるのよ。
逆に費用が収益を上回れば当期純損失となり、こちらは収益側(貸方)に記入します。
うぅ〜ん…利益が費用と同じ左側に来るのは、精算表と同じ考え方なんですねぇ。
よく気づいたわね。
収益(右)の方が大きいから、左に利益を足してバランスを取る。
仕組みは精算表の損益計算書欄とまったく同じよ。
つまり右が大きい=黒字、左に利益を書いて締める! シンプルだね!
その通り。
損益計算書は『会社がこの1年でいくら稼いだか』を語る成績表だと覚えておいてね。
確認クイズ
損益計算書の記載として正しいものはどれか。
- 一定時点の財政状態を表す書類である
- 収益が費用を上回る場合、差額を当期純利益として費用側に記入する
- 仕入勘定はそのまま『仕入』として表示する
- 当期純利益は収益側に記入して左右を一致させる
こたえを見る
正解: 2. 収益が費用を上回る場合、差額を当期純利益として費用側に記入する
収益が費用より多いときは差額が当期純利益で、費用側(借方)に記入して左右の合計をそろえます。よって選択肢2が正解。選択肢1は貸借対照表の説明。選択肢3は誤りで、損益計算書上は『売上原価』と表示します。選択肢4は当期純損失の記入位置で、利益とは逆です。