1年の帳簿を締めくくり、財務諸表を作るまでの一連の流れが「決算」です。まず全体像をつかみましょう。
決算って、なんだか大変そうな響きですねぇ…?
順番を知れば大丈夫よ。決算とは、会計期間の終わりに帳簿を締め切って、財務諸表を作る手続きのことなの。
要は1年分のまとめ作業ってこと?
そのとおり。
大きく3つの段階に分けて考えるとわかりやすいわ。
第1に決算予備手続き。
ここで試算表を作って、転記のミスがないか確かめるのよ。
補足すると、この段階で棚卸表を作り、決算整理に必要な資料を集めます。
第2に決算本手続き。
ここで決算整理仕訳を行い、帳簿を正しい金額に修正してから各勘定を締め切るの。
決算整理仕訳って、どんなことをするんですかぁ?
たとえば売上原価の算定、貸倒引当金の設定、減価償却、費用や収益の前払い・前受けの調整などね。
これから1つずつ学ぶわ。
けっこうやることあるんだね!
第3に財務諸表の作成。貸借対照表と損益計算書を作れば決算は完成よ。
実務では途中で精算表を作り、試算表から財務諸表までの流れを一覧で確認します。
予備手続き→本手続き→財務諸表、の順なんですねぇ。
そう、その3ステップを覚えておけば全体が迷子にならないわ。
確認クイズ
決算手続きの一般的な流れとして正しいものはどれか。
- 財務諸表の作成 → 試算表の作成 → 決算整理
- 試算表の作成 → 決算整理仕訳 → 財務諸表の作成
- 決算整理仕訳 → 試算表の作成 → 締切
- 棚卸表の作成 → 財務諸表の作成 → 試算表の作成
こたえを見る
正解: 2. 試算表の作成 → 決算整理仕訳 → 財務諸表の作成
試算表で転記を確認 → 決算整理仕訳で金額を修正・締切 → 財務諸表を作成という順序です。財務諸表は最後に作るため、他の選択肢は順序が逆転しており誤りです。