固定資産台帳|取得原価・帳簿価額・減価償却の管理

固定資産を1つずつ管理する台帳の記入項目と、帳簿価額・月割計算の考え方を解説。

建物や備品などの固定資産は、1つ1つを長期間にわたって管理します。その明細を記録するのが固定資産台帳です。

赤松 まい(普段) 赤松 まい

固定資産台帳って、備品とかを一覧にしたやつ? なんか名簿みたいだね。

久世 環 先生(笑顔) 久世 環 先生

いい例えね。固定資産台帳は、建物・備品・車両など、持っている固定資産を1つずつ管理する補助簿なの。
取得から売却・除却まで、その資産の一生を記録するのよ。

御影 凛(普段) 御影 凛

補足すると、固定資産は長期間使うので減価償却を毎年計上します。
台帳ではその償却の履歴も管理するのが特徴ですね。

月島 ルナ(普段) 月島 ルナ

台帳には、どんな項目を書くんですかぁ?

久世 環 先生(普段) 久世 環 先生

取得年月日、名称や種類、取得原価、耐用年数、償却方法、期首の帳簿価額、当期の減価償却費、そして期末の帳簿価額ね。
1台ごとにこれを追いかけるの。

赤松 まい(普段) 赤松 まい

帳簿価額って、要は『いまの帳簿上の値段』ってこと?

久世 環 先生(笑顔) 久世 環 先生

そのとおり。帳簿価額=取得原価−これまでの減価償却累計額よ。
使うほど価値が減っていくから、毎年少しずつ下がっていくの。

御影 凛(普段) 御影 凛

つまり、期末帳簿価額=期首帳簿価額−当期の減価償却費、という関係になりますね。
そして台帳の全資産の帳簿価額の合計は、総勘定元帳の固定資産の残高と対応します。

月島 ルナ(普段) 月島 ルナ

定額法だと、毎年おなじ金額を償却するんですよねぇ?

久世 環 先生(笑顔) 久世 環 先生

そうよ。
定額法なら『取得原価÷耐用年数』が毎年の減価償却費(残存価額ゼロの場合)。
だから台帳の当期償却費の欄は毎年同じ金額が並ぶことが多いわ。

赤松 まい(普段) 赤松 まい

年の途中で買った備品はどうするの? まるまる1年分は償却しないよね?

久世 環 先生(笑顔) 久世 環 先生

鋭いわね。
期中に取得したものは、使った月数分だけ償却するの。
これを月割計算というのよ。
台帳ではその調整もして期末帳簿価額を出すの。

御影 凛(普段) 御影 凛

補足すると、固定資産台帳は仕訳を書く帳簿ではなく、資産の明細と減価償却の状況を一覧管理する帳簿です。
試験では台帳の空欄を埋めさせたり、そこから減価償却費を計算させる問題が出ます。

月島 ルナ(笑顔) 月島 ルナ

1つ1つの資産をちゃんと追えるから、売ったり捨てたりするときも計算しやすいんですねぇ。

確認クイズ

取得原価600,000円、耐用年数5年、残存価額ゼロ、定額法の備品を期首に取得した。取得後1年経過した期末の帳簿価額はいくらか。

  1. 600,000円
  2. 480,000円
  3. 120,000円
  4. 500,000円
こたえを見る

正解: 2. 480,000円

正解は2の480,000円。定額法の1年分の減価償却費は600,000÷5=120,000円。期末帳簿価額=取得原価600,000−減価償却費120,000=480,000円です。600,000円は償却前の取得原価、120,000円は当期の減価償却費そのもの、500,000円は根拠のない数値で誤りです。

御影凛、月島ルナが動物園で写真散歩を楽しむ様子

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