お金の出入りをこまかく管理するための補助簿が「現金出納帳」です。財布の中身を記録する家計簿のような帳簿を見ていきましょう。
現金出納帳って名前カタいけど、要するに何を書く帳簿なの?
名前ほど難しくないわよ。現金出納帳は、現金が入ってきたり出ていったりする動きを、その都度こまかく記録する帳簿なの。
補足すると、これは総勘定元帳の「現金」勘定の内訳を、より詳しく記録する補助簿です。
特に補助記入帳に分類されます。
家にある家計簿とはちがうんですかぁ?
考え方はそっくりよ、ルナちゃん。
入ってきたお金を『収入』欄に、出ていったお金を『支出』欄に書いて、そのたびに『残高』を計算していくの。
まさに会社版の家計簿ね。
じゃあ収入・支出・残高の3つの欄があるってこと?
そうです。
厳密には日付・摘要・収入・支出・残高が基本の欄です。
摘要にはどんな取引かを短く書きます。
大事なのは残高の計算ね。
前の残高に収入を足し、支出を引く。
これを取引のたびに繰り返すと、いつでも今の現金がいくらか分かるの。
うぅ〜ん…もし帳簿の残高と、実際のお金が合わなかったらどうするんですかぁ?
とても実務的ないい質問ね。
帳簿残高と実際の手元有高がズレたときは、原因が分かるまで一時的に『現金過不足』という勘定で処理するのよ。
でもまずは、現金出納帳はズレを発見する道具でもある、と覚えておいて。
なるほど、帳簿があるからこそ『あれ、100円足りない』って気づけるんだね。
整理すると、現金出納帳は現金の収入・支出・残高を発生順に記録する補助記入帳。
総勘定元帳の現金勘定を補助する役割ですね。
収入で増えて、支出で減って、残高でチェック。
家計簿と同じって思えば怖くないですぅ。
その感覚が大事。
試験では『現金出納帳は補助簿(補助記入帳)』『収入・支出・残高の欄がある』という点がよく問われるわ。
確認クイズ
現金出納帳の説明として最も適切なものはどれか。
- すべての取引を発生順に仕訳で記録する主要簿である
- 現金の収入・支出とその残高を記録する補助簿である
- 商品の在庫数量を記録する帳簿である
- 掛け取引の相手先ごとの残高を記録する帳簿である
こたえを見る
正解: 2. 現金の収入・支出とその残高を記録する補助簿である
現金出納帳は現金の収入・支出と残高を記録する補助簿(補助記入帳)です。すべての取引を仕訳で記録するのは主要簿の仕訳帳、在庫数量を記録するのは商品有高帳なので誤りです。