仕訳を書いたら、それで終わりではありません。勘定科目ごとに集計する「転記」という作業へ進みます。その舞台がT字勘定です。
先生、仕訳をたくさん書いたけど、これで科目ごとの残高ってどうやって分かるの?
いい質問ね。
仕訳は日付順に並ぶだけだから、そのままでは現金がいくら残っているか分からないの。
そこで転記をするのよ。
転記とは、仕訳の内容を勘定科目ごとの場所に書き写す作業ですね。
その書き写し先を集めた帳簿が総勘定元帳です。
そうかんじょうもとちょう…なんだか難しい名前ですねぇ。
名前は難しいけど、中身は科目ごとのページの集まりよ。
学習では簡単な形にしたT字勘定をよく使うの。
アルファベットのTの形をしているわ。
Tの左が借方、右が貸方ってこと?
その通り!
仕訳で借方に書いた科目は、その科目のT字の左側へ。
貸方に書いた科目は右側へ書き写すの。
左右の位置はそのまま移すのよ。
つまり転記は左右を入れ替えず、金額と相手科目をそのまま該当勘定に移すだけ、ということですね。
うぅ〜ん…相手科目も書くんですかぁ?
そうなの。
あとで見返したとき、何との取引か分かるように、相手の勘定科目名を摘要として書いておくのが決まりよ。
こうして各T字勘定に集めると、借方合計と貸方合計の差から、その科目の残高が計算できるの。
現金がいくら残っているか一目で分かるわ。
なるほど!
仕訳をバラして科目ごとに集め直すのが転記なんだね。
整理すると、仕訳帳から総勘定元帳へ移すのが転記、その学習用の形がT字勘定、という関係になります。
科目ごとにお金が集まって、残高が見えるようになるんですねぇ。
確認クイズ
転記と総勘定元帳(T字勘定)に関する説明として正しいものはどれか。
- 転記では、仕訳の借方に書いた科目を勘定の右側へ書き写す
- 転記とは、仕訳の内容を勘定科目ごとの場所に書き写す作業である
- 総勘定元帳は日付順にすべての取引を1行ずつ並べた帳簿である
- T字勘定の左側が貸方、右側が借方を表す
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正解: 2. 転記とは、仕訳の内容を勘定科目ごとの場所に書き写す作業である
転記は仕訳の内容を勘定科目ごとに書き写す作業で、これが正解。選択肢1は借方は勘定の左へ移すため誤り。選択肢3は日付順に並ぶのは仕訳帳の説明。選択肢4はT字勘定の左が借方・右が貸方なので逆。