転記と総勘定元帳(T字勘定)

仕訳を勘定科目ごとに書き写す転記と、その舞台となる総勘定元帳・T字勘定を解説します。

仕訳を書いたら、それで終わりではありません。勘定科目ごとに集計する「転記」という作業へ進みます。その舞台がT字勘定です。

赤松 まい(普段) 赤松 まい

先生、仕訳をたくさん書いたけど、これで科目ごとの残高ってどうやって分かるの?

久世 環 先生(笑顔) 久世 環 先生

いい質問ね。
仕訳は日付順に並ぶだけだから、そのままでは現金がいくら残っているか分からないの。
そこで転記をするのよ。

御影 凛(普段) 御影 凛

転記とは、仕訳の内容を勘定科目ごとの場所に書き写す作業ですね。
その書き写し先を集めた帳簿が総勘定元帳です。

月島 ルナ(普段) 月島 ルナ

そうかんじょうもとちょう…なんだか難しい名前ですねぇ。

久世 環 先生(笑顔) 久世 環 先生

名前は難しいけど、中身は科目ごとのページの集まりよ。
学習では簡単な形にしたT字勘定をよく使うの。
アルファベットのTの形をしているわ。

赤松 まい(普段) 赤松 まい

Tの左が借方、右が貸方ってこと?

久世 環 先生(普段) 久世 環 先生

その通り!
仕訳で借方に書いた科目は、その科目のT字の左側へ。
貸方に書いた科目は右側へ書き写すの。
左右の位置はそのまま移すのよ。

御影 凛(普段) 御影 凛

つまり転記は左右を入れ替えず、金額と相手科目をそのまま該当勘定に移すだけ、ということですね。

月島 ルナ(普段) 月島 ルナ

うぅ〜ん…相手科目も書くんですかぁ?

久世 環 先生(笑顔) 久世 環 先生

そうなの。
あとで見返したとき、何との取引か分かるように、相手の勘定科目名を摘要として書いておくのが決まりよ。

久世 環 先生(普段) 久世 環 先生

こうして各T字勘定に集めると、借方合計と貸方合計の差から、その科目の残高が計算できるの。
現金がいくら残っているか一目で分かるわ。

赤松 まい(笑い) 赤松 まい

なるほど!
仕訳をバラして科目ごとに集め直すのが転記なんだね。

御影 凛(普段) 御影 凛

整理すると、仕訳帳から総勘定元帳へ移すのが転記、その学習用の形がT字勘定、という関係になります。

月島 ルナ(笑顔) 月島 ルナ

科目ごとにお金が集まって、残高が見えるようになるんですねぇ。

確認クイズ

転記と総勘定元帳(T字勘定)に関する説明として正しいものはどれか。

  1. 転記では、仕訳の借方に書いた科目を勘定の右側へ書き写す
  2. 転記とは、仕訳の内容を勘定科目ごとの場所に書き写す作業である
  3. 総勘定元帳は日付順にすべての取引を1行ずつ並べた帳簿である
  4. T字勘定の左側が貸方、右側が借方を表す
こたえを見る

正解: 2. 転記とは、仕訳の内容を勘定科目ごとの場所に書き写す作業である

転記は仕訳の内容を勘定科目ごとに書き写す作業で、これが正解。選択肢1は借方は勘定の左へ移すため誤り。選択肢3は日付順に並ぶのは仕訳帳の説明。選択肢4はT字勘定の左が借方・右が貸方なので逆。

久世環先生、御影凛、月島ルナ、赤松まいが雪だるま作りを楽しむ様子

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