金額や内容が確定していないお金を一時的に処理する科目や、商品券・保証金の扱いをまとめて覚えましょう。
出張のとき、旅費がいくらかかるか分からないまま社員にお金を渡すことあるよね。
あれどうするの?
いい例ね。
金額や内容がまだ確定していないお金を一時的に払ったときは仮払金を使うの。
これは資産よ。
補足すると、逆に内容不明のお金を受け取った場合は仮受金を使います。
原因が分からない入金などですね。
こちらは負債です。
うぅ〜ん…あとで中身がはっきりしたらどうするんですかぁ?
内容が確定したら、正しい科目に振り替えるのよ。
たとえば出張から戻って旅費が確定したら、仮払金を消して『旅費交通費』に振り替えるの。
仮受金も原因が分かった時点で売掛金の回収などに振り替えるわ。
なるほど、仮払金・仮受金はあくまで一時的な置き場所なんだね!
その通り。
次に受取商品券ね。
商品を売って、代金として自治体や他店の商品券を受け取ったら、あとで換金できる権利だから資産として計上するの。
つまり、受け取った商品券は現金化できる資産なので、借方に受取商品券、貸方に売上、という形になりますね。
『差入保証金』というのも聞いたんですが、なんですかぁ?
お店や事務所を借りるときに払う敷金などが差入保証金よ。
退去時に戻ってくる分だから資産なの。
支払った時に借方へ計上して、返還されたら消すの。
要は、仮払金・仮受金は『とりあえず』、受取商品券と差入保証金は『戻ってくる資産』ってことだね!
うまくまとめたわね。
仮のものは後で正しい科目へ振り替える、商品券と保証金は資産として持っておく、と整理しておきましょう。
確認クイズ
従業員の出張にあたり、旅費の概算額として現金50,000円を渡した。この時点の正しい仕訳はどれか。
- (借)旅費交通費 50,000 /(貸)現金 50,000
- (借)仮払金 50,000 /(貸)現金 50,000
- (借)仮受金 50,000 /(貸)現金 50,000
- (借)差入保証金 50,000 /(貸)現金 50,000
こたえを見る
正解: 2. (借)仮払金 50,000 /(貸)現金 50,000
金額が未確定のまま概算で渡したので、いったん仮払金で処理します。旅費交通費(1)は精算後に金額が確定してから振り替える科目です。仮受金(3)は受け取ったときの科目、差入保証金(4)は敷金などに使う科目で、いずれもこの場面では誤りです。