お客さまがクレジットカードで支払ったとき、代金は信販会社を通じて後から入金されます。手数料をどう処理するかがポイントです。
お客さんがカードで払ったら、お店にはすぐお金が入るの?
いいえ、後から信販会社(クレジット会社)を通じて入金されるの。
その受け取る権利がクレジット売掛金という勘定なのよ。
補足すると、通常の売掛金は得意先に対する債権ですが、クレジット売掛金は信販会社に対する債権という違いがありますね。
カード払いだと…お店は手数料をとられるって聞いたことがありますぅ。
よく気づいたわね。
信販会社に支払う手数料は『支払手数料』という費用で処理するの。
しかも販売した時点で計上するのがポイントよ。
えっと…じゃあ売ったときの仕訳ってどうなるの?
たとえば商品を10,000円クレジット販売し、手数料が売価の4%(400円)なら、(借)クレジット売掛金 9,600・支払手数料 400/(貸)売上 10,000となるの。
つまりクレジット売掛金は、売価から手数料を差し引いた手取額で計上するということですね。
後で信販会社からお金が入ってきたら、どうなるんですかぁ?
入金時は手取額が当座預金などに入り、クレジット売掛金が消えるの。
(借)当座預金 9,600/(貸)クレジット売掛金 9,600ね。
補足すると、手数料は販売時点で計上済みなので、入金時に改めて支払手数料を計上しない点に注意ですね。
要は『売った瞬間に手数料を引いて、残りを後で回収』ってことか!
なるほどね!
確認クイズ
商品50,000円をクレジット払いの条件で販売した。信販会社への手数料は売価の2%である。販売時の仕訳として正しいものはどれか。
- (借)クレジット売掛金 50,000 /(貸)売上 50,000
- (借)クレジット売掛金 49,000・支払手数料 1,000 /(貸)売上 50,000
- (借)売掛金 49,000・支払手数料 1,000 /(貸)売上 50,000
- (借)クレジット売掛金 50,000・支払手数料 1,000 /(貸)売上 51,000
こたえを見る
正解: 2. (借)クレジット売掛金 49,000・支払手数料 1,000 /(貸)売上 50,000
手数料は販売時に計上し、クレジット売掛金は手取額で計上します。手数料は50,000×2%=1,000円なので、クレジット売掛金は49,000円、支払手数料1,000円、売上50,000円です。手数料を計上しない1、通常の売掛金を使う3、売上を過大にする4はいずれも誤りです。