会社では日々さまざまな経費を払います。通信費・水道光熱費・支払家賃・保険料、そして税金の一部を計上する租税公課。よく出る費用の勘定科目をまとめて覚えましょう。
先生、電気代とか電話代とか家賃とか、経費っていっぱいあるけど、全部おなじ勘定科目でいいの?
いい質問ね。
経費は内容ごとに勘定科目を分けるのよ。
電話やインターネットの料金なら通信費、電気・ガス・水道なら水道光熱費、というふうにね。
主な費用の勘定科目を挙げると、通信費・水道光熱費・支払家賃・支払地代・保険料・旅費交通費・消耗品費・広告宣伝費・支払手数料などがありますね。
うぅ〜ん…たくさんありますねぇ。
どれも現金で払ったら、借方にその費用を書くんですかぁ?
そうよ。
たとえば電気代8,000円を現金で払ったら、借方『水道光熱費 8,000』、貸方『現金 8,000』。
費用が発生して現金が減る、シンプルな形ね。
じゃあ租税公課ってのは?
税金なんでしょ?
法人税とはちがうの?
鋭いわね。租税公課は、固定資産税・自動車税・収入印紙代・登録免許税など、費用として処理できる税金や公的な負担を計上する勘定よ。
法人税・住民税・事業税とは別に扱うの。
たとえば収入印紙10,000円分を現金で購入したら、借方『租税公課 10,000』、貸方『現金 10,000』です。
固定資産税を納付したときも租税公課で処理しますね。
わぁ、税金でも租税公課になるものと、法人税等になるものがあるんですねぇ。
どう見分けるんですかぁ?
会社のもうけ(利益)にかかる法人税・住民税・事業税は別枠。
それ以外の、印紙税や固定資産税などは租税公課、とざっくり分けて覚えるといいわ。
経費は内容ごとに科目を分ける、税金は利益にかかるもの以外が租税公課!
スッキリした!
補足すると、収入印紙や切手が決算日に未使用で残っていれば、貯蔵品に振り替える処理が必要でしたね。
租税公課とセットで押さえておきましょう。
確認クイズ
収入印紙20,000円分を現金で購入した(購入時に費用処理する方法)。正しい仕訳はどれか。
- (借)法人税、住民税及び事業税 20,000 /(貸)現金 20,000
- (借)租税公課 20,000 /(貸)現金 20,000
- (借)貯蔵品 20,000 /(貸)現金 20,000
- (借)支払手数料 20,000 /(貸)現金 20,000
こたえを見る
正解: 2. (借)租税公課 20,000 /(貸)現金 20,000
収入印紙代は租税公課(費用)で処理し、(借)租税公課/(貸)現金が正解。選択肢1の法人税等は利益にかかる税金で別枠。選択肢3の貯蔵品は決算日に未使用分を振り替える処理で、購入時ではない。選択肢4の支払手数料は該当しない。